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今回は高知県大豊町から発注され、弊社が実施しました「式岩橋 橋梁調査」についてご紹介します。
式岩橋は、吉野川上流の深い渓谷にかかる、1979（昭和54）年に建設された、橋長L=130m、幅員W=2m、塔高H=16m の、人および、小型乗用車1台が通行可能な吊り橋です。

今回の調査は、橋梁の主要構造部材の損傷や劣化の状況を、目視で調査し、損傷度や劣化度により、詳細調査の必要性や対策の方向性を提示することを目的とするものです。また、この調査で得られたデータは今後の計画的な維持管理に使用されます。

吊り橋は、2本の主塔の間に張られた、メインケーブルから鉛直に垂らされたハンガーロープで主桁を支える形式の橋で、メインケーブルおよびハンガーロープは断線が直接落橋につながる重要部材です。
特に、メインケーブルの定着部および塔頂部は、劣化が進行しやすく重要な点検ポイントとなり、直近で詳細に調査する必要があります。このため、塔頂部の点検は、高所作業車が進入可能な右岸側は、道路を一次通行止めし高所作業車で点検し、高所作業車が進入不可能な対岸は、仮設足場を組み立てて点検しました。

長寿命化修繕計画策定事業費補助制度の概要

（1）制度概要 （2）本制度による効果 橋梁を長寿命化することにより、建設年から架替え年までの修繕・架替えに係る単年度当たりのコストを縮減