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CIATEC INFORMATION

CIATEC INFORMATION No.116

CIATEC
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2018年5月

No.116

お取引先様 各位
シアテック設計・監理実績のご案内

『新居浜商業高校本館新築工事』

 皆様におかれましては、ますますご発展のこととお喜び申し上げます。
 日頃は格別のご愛顧を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。

 今回は弊社の設計・監理により、2018年2月に竣工しました『新居浜商業 高等学校本館』についてご紹介させて頂きます。

 新居浜商業高等学校は、1960年(昭和35年)に旧県立農村建設青年隊舎を校舎とし、愛媛県内唯一の市立高校として開校、1990年に県立に移管され、現在は愛媛県立新居浜商業高等学校となっております。 本館は、1963年に鉄筋コンクリート造3階建ての校舎として建設され50年以上にわたって大切に使われ続けてきました。しかし、耐震性能の不足や老朽化により、この度、当該校舎の建替えを実施する運びとなりました。
 本校は、女子バスケットボール部や野球部が全国的に活躍したという歴史があり、その背景から旧本館は卒業生や地域の方々に長年愛されてきました。 弊社は、その想いを感じ、本校の伝統を継承すべく、かつての情景を未来へ受け継ぐ建物を目指して設計を行いました。
【施設概要】

建設場所:愛媛県新居浜市瀬戸町
構造規模:鉄筋コンクリート造
     3階建て
延床面積:1,928.60㎡
建築面積:858.50㎡

 外観については、愛着ある旧本館の面影を残すように意匠計画を行いました。石柱が特徴的であった玄関ポーチについては、デザインを継承した上で、スクールカラーである臙脂(えんじ)色をアクセントとして取り入れ、質実剛健な中にも気品のある佇まいとしました。
 内観については玄関ロビーや廊下、会議室などの床や壁に、県産材の杉や桧をふんだんに使用して、保護者を含めた来訪者に温かい印象を与える空間に仕上げております。
 また、本計画では、従来の校舎より各階の高さを抑えることで、建設コストの削減に繋げました。階の高さを抑えたことにより、天井裏のスペースが狭くなり、建築設備の配管計画等が課題となりましたが、設計の段階で意匠・構造・設備間での総合調整を十分に行い、細心の注意を払って監理を実施し、問題なく完成しました。

■ 外観 ■

■ 内部:玄関ロビー ■

 弊社は、今後とも最適な技術とこれまでに蓄積したノウハウの活用、総合力を発揮して、お客様の想いを形にするお手伝いを誠意をもって行ってまいります。



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